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【消化器内科医が語る】繰り返すお腹の不調、放置しないで!3つの原因と解決策

【消化器内科医が語る】繰り返すお腹の不調、放置しないで!3つの原因と解決策

「最近、お腹の調子がイマイチ…」と感じていませんか?
腹痛、便秘、下痢、お腹の張りは、誰にでも起こりうる身近な症状ですが、その裏には深刻な病気が潜んでいる可能性も。
消化器内科医の視点から、お腹の不調の中でも特に多い3つのケースを取り上げ、原因と具体的な解決策を分かりやすく解説します。

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1.みぞおちの痛み

【もしかして:胃潰瘍?】

胃潰瘍は、胃酸によって胃の粘膜が深く傷つき、えぐれた状態になる病気です。
主な原因はピロリ菌感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の服用、ストレス、喫煙などです。
典型的な症状は、空腹時や夜間に起こりやすいみぞおちの痛みですが、胸やけ、胃もたれ、吐き気、食欲不振などを伴うこともあります。
重症化すると、吐血や下血、腹膜炎といった合併症を引き起こす可能性があるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

解決策: 
胃カメラ検査などで正確な診断を受けることが大切です。
治療の基本は薬物療法で、胃酸の分泌を抑える薬や胃粘膜を保護する薬が用いられます。
ピロリ菌感染が確認された場合は、除菌治療を行います。
生活面では、刺激物の摂取を控え、規則正しい食生活を心がけることが重要です。
禁煙も必須となります。ストレスを溜め込まないようにすることも、再発予防につながります。

 

2.みぞおちの痛みや吐き気、食欲不振

【もしかして:胃炎・胃潰瘍?】

空腹時や食後にみぞおちが痛む、胃もたれや吐き気が続く、食欲がないといった症状は、胃炎や胃潰瘍のサインかもしれません。
ピロリ菌感染や、痛み止めの服用、ストレスなどが主な原因です。

解決策:
胃炎・胃潰瘍の診断には、胃カメラ検査が重要です。
当院では、最新の内視鏡システムを用いた検査で早期発見に努めます。
ピロリ菌が見つかった場合は除菌治療を行い、胃酸を抑える薬や胃粘膜を保護する薬で症状の改善を図ります。

 

3.なかなか出ない、スッキリしない便秘

【もしかして:便秘症?】

排便回数が少ない、便が硬くて排出しにくい、排便後に残便感があるといった症状は便秘症の可能性があります。
食物繊維不足、水分不足、運動不足、ストレスなどが原因として挙げられます。

解決策:
食物繊維を積極的に摂取し、十分な水分を摂るように心がけましょう。
適度な運動も腸の動きを活発にします。
当院では、生活習慣の改善指導に加え、必要に応じて便を柔らかくする薬や腸の動きを助ける薬を処方します。

 

こんな症状が出たら消化器内科へ

  • 強い腹痛
  • 血便、黒色便
  • 原因不明の体重減少
  • 発熱
  • 嘔吐を繰り返す

これらの症状がある場合は、すぐに消化器内科を受診してください。

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